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2020年代における創造性 その1

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2020年代の創造性について新たな提案をしちゃいます。

「創造性!(どーん)」「クリエイティビティ!(ばーん)」という1つの学術テーマとなっている概念に対して一個人が何か提案するなどということは、巨大軍事要塞の攻略にネズミ一匹が挑むがごとくかと。

今の創造性がダメダメで、私の考えた最強の創造性メソッドがもうめっちゃ最高、ってわけじゃないです。

大きな物語がほころびを見せる先の見えない2020年代のご時世では、見えない先へ進むために創造性が必要なわけだけど、いやいや創造性も物語とセットで崩壊のピンチじゃない?っていう問題提起が提案の半分。

残り半分のやさしさ部分が、私の新たな創造性の方向性の提案ってことです。 新しい創造性については、「論文で実証済み!解説した大衆向けHowTo本が重版御礼!読んだ人は仕事が成功し彼女もできた!」ってわけでもなく、創造性の向上についての新たな仮説はあるので、自分をネズミあらためハムスターとして実験台で実証していく行く、という「海賊王にオレはなる!」と1巻で言ってから95巻でもその気配いまだなしのワンピースみたいな気の長い話だったりします。

その仮説というのは、進化心理学(認知心理学と進化神経学の融合した学問、脳みそも他の体の器官と同じで進化でできてるよね、だから脳の活動である心も進化の産物だよねという説)的に心はモジュール(器官)の集合なんだから、創造性もモジュールの集合の一つとして扱い、それぞれのモジュールを鍛錬すればいいのでない?というもの。

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これからの創造性

今の創造性は「内なる心の声に従いそれを新しい価値として具現化する」というものだけど、これってどこか心を神聖視しすぎてて宗教くさくない?ということなんです。確かに天才によるイノベーションなどで創造性が発揮されることは歴史上何度もありましたが、普通の人による再現性というものがどうにも少なく天に選ばれし者のみの特権という諦めさえ感じます。

そうじゃなくて「心をモジュールつまり機能群として考え、みんなで合理的に体系的に向上させてしていこうぜー」という提案なのです。 誰でも創造性をもっと確実に体系的に伸ばせるのではないだろうか? もっと創造性の民主化はできないだろうか?という問題提起でもあるわけ。 もちろん独自の考えなので、私の脳内グランドの野手たちは「異論反論、ばっちこーい!」という覚悟で身構えておりますが。

具体的に内容を説明していきます。そのうち1つにまとめますが、想いが溢れ少し長い話になるのと、その提案も手探りで模索中であり、細切れな投稿になるのをご容赦くだされ。

次回は、その背景である「大きな物語のほころび」についての話をします。

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