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ネガティブエンジンの使い方 その1

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みなさん、ネガティブですか?

私は根っからネガティブです。辞書的に言うと、否定的で消極的で悲観的な思考・感情の持ち主です。
不安な未来を考えては、行動をとらない、そして自分の価値を蔑むという、さらに不幸な未来を考える、なんていうネガティブスパイラルが頻繁に炸裂しています。

育ってきた環境から脳が自動でネガティブな選択をとっているのか、DNA刻まれていて生まれつきネガティブなのかはわからない。
わかるのは、極端に不幸な感覚を味わっていることです。

これは本当に辛い。

しかしながら先人達にはそのネガティブさを推進力に変えて前進している方々がたくさんいます。

ネガティブさだって一つの感情のエネルギー。多くの人は行動を止めることにその感情エネルギーを使っているだけで、進むエネルギーに変えてしまうこともできるはず。そうじゃないとこの先も動けず人から拒絶され、人の役に立てず価値のない人になり、食事にありつけず生命が…(以下ネガティブスパイラル)

つまり、ネガティブさを推進力に切り替える技術、すなわち「ネガティブエンジン」を磨いていきます。
そしてその技術を公開していくことで、同じネガティブスパイラルの地獄に陥っている者どもを救う、一本のクモの糸になれば幸いです。

まぁ、そのクモの糸は登っている途中で切れる、なんていうオチですが。
あくまで技術なので、一発逆転の裏技ではなく、小さく積み上げて地獄から抜けるノウハウです。
積み上げるっていっても、賽の河原で積み上げた石が鬼に蹴り崩される、なんてことも起きないくらい強固なものを目指します。

ネガティブエンジンの例

羽海野チカ先生の場合

まずは、「ハチミツとクローバー」「3月のライオン」などを描かれた漫画家の羽海野チカ先生。

そもそも、ネガティブエンジンという言葉は、羽海野チカ先生が発案された言葉です。以下Wikipediaより。

『3月のライオン』3巻あとがきによれば自身を「巨大なネガティブエンジンを4基搭載した巨大生物のようなもので、そのエネルギーの強大さといったら空も飛べるはず☆」と語っている。

先生の代表作「ハチミツとクローバー」がどのような作品かこ存じでしょうか?

この作品は、美術大学を舞台にし、若い男女たちがキャッキャウフフと自己成長と恋愛を綴った、ふわふわしたおしゃれ青春群像劇です。
ネガティブな性格の人にはキラキラで眩しすぎるくらいの充実学生ライフとなってます。私もその光に当てられながらキラキラな物語を読み、ネガティブエネルギーを垂れ流しました。

しかしながら驚いたことに、羽海野チカ先生は、高校卒業と同時にサンリオに就職していて、美術大学には行っていないのです。

以下ブログが、羽海野チカ先生の作品への向かい方について詳しいです。

つまるところ、「うらやましい」ネガティブな感情を利用して、壮大美麗な蜃気楼の王国のようなキラキラ夢物語を書き上げたということになります。実体験のモデルがないんです。そう考えると、作品へのネガティブな感情が吹き飛びます。なんて儚くて美しい創作力なんだと。

さすがは、ネガティブエンジンの発案者であります。

西川貴教さんの場合

TMレボリューション、西川貴教さんは、そのポジティブな楽曲やPVの様子から、芸能界のようなきらびやかな業界の中でも、随一のポジティブさを感じさせます。

しかしながら、彼もネガティブエンジンの持ち主です。

以下の記事より引用です。

僕は根っからネガティブな性格。 “悔しさ”こそが次に向かう自分の原動力、燃料になる(中略)他人に嫉妬心を抱く自分のことを「ネガティブな性格がダメ」だと悲観することはありません。

ネガティブさが原動力、まさにネガティブエンジンと言えるでしょう。

裸一貫で風に立ち向かうような底抜けに明るい演出も、暗黒のネガティブさから生まれたと考えると、その明暗のコントラストの強さに感動すら覚えます。

まとめ

以上がネガティブエンジンの説明でした。

ネガティブエンジンは、暗くて辛いネガティブな性格を持つ人にとっての光明になるでしょう。

では実際に「どうやったらネガティブエンジンをかけられるか?」ですが、それは次回以降にお伝えしていきます。