あっちのブログ

普通じゃないを普通に、あっちをこっちに

PoeTech宣言

弊社「あっち」は世界で初めて「PoeTech(ポエテック)」事業に参画します!

世界初です。まだ誰もやっていない最先端の取り組みになります。何故ならば今つくった言葉だからです、「PoeTech」。

ほら、何とかTech流行ってるじゃないですか。金融 x Techの「FinTech」、保険 x Techの「InsurTech」、農業 x Techの「AgTech」、教育 x Techの「EdTech」、広告 x Techの「AdTech」などなどなどなど…。

PoeTech」はポエム x Techです。ポエム界のイノベーションが今から始まります。

なぜポエムか? Poetechの中身はどんなものか?

順を追って説明させてください。

ポエムの素晴らしさ

そもそも「ポエム」とは何か?

「ポエム」を辞書で引いてみますと、

ポエム【poem】
詩。

なんていう3文字を1文字で説明するという雑な辞書サイトがグーグル検索1位に。
というわけで、ここでの定義を示しておきます。

ポエム=心を動かす短い文章

抽象的ですが、一行〜数行くらいの感動したり感情が揺さぶられる短い文章をポエムとしました。
具体的には、

  • 自由詩
  • リズムや韻律のある俳句・短歌・都々逸
  • 歌詞
  • キャッチコピー、キャッチフレーズ
  • ことわざ・格言・慣用句

など。
広告などのコピーもポエムに含めました。マンション住宅の広告のキャッチコピーはマンションポエムとしてジャンルが確立されていますし。ことわざも一行の文章ですが、座右の銘にしている方もいるので勝手にポエムの仲間ととしました。

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そんな数行の文章にもかかわらず、人は心動かされることがあります。
ポエムによって心動かされ、心動かされれば行動が変わり、そして世界が変わっていく。
心が動かされるポエムとは、なんと素晴らしいものでしょう。

ポエムの情報量はたったの数10バイト。
小説は数キロバイト、画像・音楽が数メガバイト、映像は数ギガバイトとすると、その情報量の少なさは圧倒的です。

そんな感動効率のいい情報を増やすことができないだろうか?
そうTechの力を借りて。

ポエムとテクノロジーの融合

そこで、

Poem + Technorogy = PoeTech

なのです!

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昨今のITCを中心としたTechnologyは、発展目覚ましいです。
スケールが自在でどこからでもアクセス可能な「クラウド」、無尽蔵な情報の海からの宝の探索「ビッグデータ」、そしてディープラーニングなどで成長中「機械学習」などなど。

これらをポエムに活かさないわけはないでしょう。
ポエムの少ない情報量と高速計算できるITの力の相性は抜群です。

そして、もっと心動かすポエムがもっと増えたら、世界が変わっていくことを加速させるのは自明です。

PoeTechが世界を動かすと言われる所以はここにあります。(※個人の感想です)

PoeTechのカテゴリ

ポエムにITCを組み合わせるとして、どんな恩恵があるか。
まず、ターゲットで分類したカテゴリを見ていきましょう。

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  • 人間のポエマー向け
  • 人間と機械の両方向け
  • 機械のポエマー向け

人間ポエマー向け は、ポエマーがポエムをひねるとき便利なツールです。
例えば、「作詞エディタ」のようなWEBアプリなどです。WEBアプリなのでスマホ・PCなどデバイス選ばず、どこでも作詞ができます。歌詞の文字数カウントや、単語の連想・類語・対義語などの言い回しを支援する機能があれば作詞に役立てると考えます。作詞の他にも、俳句・短歌などでも同様なWEBアプリが考えられます。

人間と機械の両方向けは、人間も機械も使う辞書などです。ポエムの基礎となるのは単語の意味づけと考えます。そのためPoeTechではまずこの基礎固めを中心に進めていきます。具体的には、暗喩、連想、類語、対義語など単語に対してポエムに必要な情報をつけた辞書です。 また、赤い・甘い・フルーツ→リンゴのように複数の単語から連想される言葉「逆連想」の辞書、または韻などを調べる辞書などもポエム生成には必要になっていくと考えています。

機械のポエマーは、いわゆる人工知能のようにポエムを自動的に生成するロボットです。上記の辞書ツールや莫大な量の既存の作品などからの学習を利用して、ポエムを自動的に生成する仕組みを作ります。この自動化システムは、そもそもの「心動かすポエムかどうか?」の自動判定から始まるでしょう。これさえあれば成功は約束されます。

PoeTechの目指す未来

冒頭でお話しした通りPoeTechの目的は、人の心を動かすポエムを作ること、その感動の頻度と質を上げることにあります。

しかし、人の心は見ることができないので、目に見えるゴールを設定するのが良さそうです。

例として以下です。

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  • 俳句・川柳大会で機械ポエマーが優勝

    • 575は、たったの17文字。1文字2バイトで34バイトです。この程度なら機械が総当たりすら容易な情報量です。優勝は余裕でしょう。
    • とりあえずサラリーマン川柳の最優秀賞を狙います。
  • 過去の詩人を人工的に復活させる「きみ死にたまふことなかれ」システムの誕生

    • 与謝野晶子など過去の偉大な詩人の技術を抽出し、それを活かしてポエムを生成する仕組みをつくります。
    • このゾンビを生むシステムにより北原白秋風、宮沢賢治風などのポエムが大量生成できると考えます。
  • 著名なコピーライターの技術を複製(コピー)

    • ダジャレではありますが糸井重里、仲畑貴志、児島令子などのコピーライターの技術を抽出し、水平的にキャッチコピーを生成することを試みます。
    • 登竜門である東京コピーライターズクラブの主催するTCC賞の新人賞が、果てしなきマイルストーンです。
  • 日本の作詞家をユーミナイズしてノーベル文学賞を取得

    • ボブディランがノーベル文学賞をとったことは記憶に新しいと思います。歌詞というポエムの地位が一層高まってきている証拠です。
    • 日本の歌詞のエースである松任谷由美の力が、多くの作詞家に備われば、ノーベル文学賞も間近でしょう。「ユーミナイズ」システムの完成はこれを確実にします。

レッツPoeTech!

いかがでしたでしょうか?

PoeTechの有益さはご理解いただけたと思います。 特に閉塞感が濃くただよう日本には、各国と競う技術やイノベーションのノウハウなどよりも、勇気をあたえ心を動かしていくポエムの方が求められている気がしてなりません。そのため良質なポエムの生成が急務です。

まだ産声をあげたばかりのPoeTech。弊社は心血を注ぐ所存ではありますが、仲間が増えればそれは等比級数的に加速していきます。

貴方も一緒にPoeTechを盛り上げていきませんか?

なーんて言っても、今は貴方の心は動かせないかもしれません。
しかし、もしあなたの心を動かすポエムが生み出せたら間違えなく参加していただけるでしょう。
PoeTechはそれを可能にします。