問題を右脳で解く「内なる創造性を引き出せ」 〜まとめ後編〜
前回、問題を解決するための創造性を高める本「内なる創造性を引き出せにおいて、創造の5つのプロセスと解決すべき問題の「形」について、までまとめました。 つまりは、創造のプロセスの1つ目「最初の直感(問題発見)」までのまとめです。
今回は残りのプロセス「浸透(調査)」「孵卵(調査内容について思考)」「啓示(着想)」「検証(有効性の確認)」について説明します。
問題解決が目的にも関わらず、完全にデッサンの技法についての説明になります。
言語的な左脳ではなく、視覚的な右脳を利用するためには、当然言葉で考えるのではなく、イメージで考えるためです。
イメージを知覚して捉えるには、デッサンの方法が有用ってなロジックです。
おっと、このロジックに関して言語的に否定してはなりませんよ。
これから説明する技法は、言語的な思考を黙らせる技巧でもあります。
この社会はどうしても思考至上主義になりがちです、だからどうしても黙らせると抵抗してきます。
考えるな、感じろ
なんて言った香港人がいましたが、これは武術の極意でもあると同時に、問題解決の極意でもあるのです。
以下の技法について読んだ時、思考に批判的な言葉が出てきたら「おっと」と思いなおし判断を保留してください。
左脳は否定してしまったことを否定してきます。自虐的で、もはやコメディなんですが、うつ病などにつながる理屈でもあるんでバカにできません。
否定な言葉が頭の中で出てきもも、判定せずに「おっと」と良し悪しなしで受け流すのです。
続きを読む脳の右側で解け「内なる創造性を引き出せ」 〜まとめ前編〜
人生は問題だらけだ。仕事、学校、プライベート。問題がないことはない!
「なぜ問題を解決するかって? そこに問題があるからだ」
そんなことを言った登山家もいたとかいないとか。
それゆえか、世の中には問題を解決すべく様々な問題解決本があふれています。
しかしどれもこれも、
「MECE」「ピラミッド構造」「帰納法・演繹法」「制約理論」…
などのフレームワークを駆使した論理的な思考本なんですね。
なんだろう、ものすごい味気ないんですよね、こういう本って。
人間味が少ないというか。ワゴムをクチャクチャ食べている感じの無味っぷり。
人から与えらた人のための問題を人のフンドシを使って解く。
みたいな感じすらします。作業的で熱くなれる要素がないんですよね、クールな左脳的で冷めちゃってる。
でも、問題解決がしたいのです、問題があるから。
問題という山を登る登山家なのです。でも軽装で突っ込んでいって、吹雪で遭難し引き返すこともしばしば。
何か、登山道具が足りないんだ。
そんな中、ぶらりと寄った書店で見かけた本がありました。
続きを読むアスペルガーの生存戦略〜その3 自己との対話篇〜
前回、発達障害者、主にアスペルガーへ向けた生存戦略において、「失敗だらけ」「学習がない」という行動についてのものでした。
今回は、自己評価や「自分」というものの考え方、心の声への対処法などの「自己との対話編」です。
とにかくうるさいですよね、頭の中。注意が一点に定まるのが困難、定まった場合そっから抜け出すのが困難なADD特性のある人は特にそうでしょう。自分の思考から抜け出せない。
思考は道具です。
道具は使い終わったらしまいます。ハサミで切り終わったら引き出しにしまいます。ペンも書き終わったらペン立てに。おもちゃだって散らかしっぱなしにしていいわけがない、踏んで壊しちゃうよ!とか捨てちゃうよいいね?なんて脅迫されてようやくしまうけど。
頭の中がちらかしっぱなしなんですよね。
思考をあたかも「自分自身」と勘違いしちゃう脳のバグ。いわゆる「自我」。
「思考は『自分』なんだ、なんで片付けられなきゃならんのよ。っていうか『自分』で『自分』を片付けるのっておかしくない?」
みたいな。
出だしなのに、「おいおい、なんだかオカルトなことになってきたぞ、オカルトは無価値だ、閉じよう」とあなたの「自我」が言ってくるかもしれませんがちょっとまった!
多少非論理な戦略が出てくるのは否定はしません。ただ、ちょっとくらいスピリチュアルでもいいじゃないの、どうせ我々は深く考えることができないんで、ちょっとそっちとうまく付き合っていこうさ。ほらほら、もうフロイトの理論だってあんなにもてはやされたのにちょっともうオカルト扱いされてるじゃん。何でもリビドーだなあいつ、みたいな。。
というわけで、自分の思考の自動暴走=自我との対話についての戦略を挙げます。
参考になるところがあり、自分とは何か?生きづらさは何か?に近づければ幸いです。
自己との対話 戦略リスト
- 自己との対話 戦略リスト
- 自己評価は自分だけで上げる
- 頭の中で考えない
- 強制的に運動する
- 右脳を利用する
- 自己モニタだけをする
- まとめ
アスペルガーの生存戦略〜その2 行動編〜
前回で発達障害者、主にアスペルガーへ向けた生存戦略において、生きづらさのポイントである対人関係についてまとめました。
今回は、生きづらさのうちの「すぐ行動ができない」「失敗が多い」「長続きしない」「先延ばしにする」などの地獄から抜け出せない 行動における戦略をまとめていきます。
発達障害者は何も意識せず行動しては悲惨な結果になります。それにより対人関係も悪化しさらに生きづらくなるでしょう。
ですから、「どうやって目標を立てて、どうやって実行していくか?」の答えを持っておきましょう。それが戦略です。
少しでも行動についての生きづらさをなくすことにお役に立てれば幸いです。
行動の戦略リスト
- 行動の戦略リスト
- 目標を限界まで下げる
- タスクをすぐできるTodoに落とし込む
- 環境でカバーする
- 記憶を信じない
- 時間を把握する仕組みを作る
- マルチタスクをしない
- 手段を目的にする
- まとめ
アスペルガーの生存戦略 〜その1 対人関係〜
前回まで、米田衆介著のアスペルガーの人はなぜ生きづらいのか?についてまとめてきて、 本のタイトルそのまま「アスペルガーがなぜ生きづらいのか」の原因は理解できました。
では、それをふまえて、どうやって生き抜くか?
アスペルガーをはじめハンデがある人々にとって、社会生活は本当に生きづらい地獄の日々なのです。いわゆる「勉強」は人並みにできるが、経験からの「学習」能力がないので、抜け出せないから自己卑下のスパイラルになるから。
本当に「生き抜く」感じです。サバイバル。
というわけで、その生き抜くための術を考えていこうと思います。
論理的に積み上げて考えた生きるための戦術なのですが、実践的かはまだ不明です。
これから共にブラッシュアップしていくとして、ご査収ください。
まず最初は、悩みの根源「対人関係」の生存戦略です。
戦略リスト
- 戦略リスト
- 「ふつう」はあきらめる
- 孤独を愛する
- 本当の共感は諦める
- 対人関係の訓練をする
- 話の途中で割り込まない
- 人を疑うのを諦める
- まとめ
【まとめ】アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか? 〜その4 その他の不適応〜
前回の続きです。
米田衆介著のアスペルガーの人はなぜ生きづらいのか?のまとめというか書評というか散らかったものです。
おさらいしますと、この本では「社会にマッチしないこと」という意味である「不適応」は、5つの不適応タイプでした。
- 社会的能力に関係した不適応
- 作業能力に関係した不適応
- 自己統制に関係した不適応
- 過敏性と易疲労性の不適応
- 能力障害以外の不適応
前回で、2番目の「作業能力に関係した不適応」までまとめました。 今回は、一気に残り3つの不適応についてのまとめです。
目次
- 目次
- 自己統制に関係した不適応
- 自己モニターの問題
- 制御目標となる課題設定の問題
- 制御を実行するため問題
- 対策
- 過敏性と易疲労性の不適応
- 対策
- 能力障害以外の不適応
- 「感情」が世間と異なっている
- 「想像力」が世間と異なっている
- まとめ
【まとめ】アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか? 〜その3 作業能力に関係した不適応〜
前回の続きです。
米田衆介著のアスペルガーの人はなぜ生きづらいのか?のまとめというか書評というか実況です。
おさらいしますと、この本では「社会にマッチしないこと」という意味である「不適応」は、5つの不適応タイプでした。
- 社会的能力に関係した不適応
- 作業能力に関係した不適応
- 自己統制に関係した不適応
- 過敏性と易疲労性の不適応
- 能力障害以外の不適応
前回は、「社会的能力に関係した不適応」についてまとめました。 今回は、「作業能力に関係した不適応」についてのまとめです。
「作業能力に関係した不適応」とは、「様々な仕事・運動・生活行動において異様にうまくできないこと」です。
その重症度は、何か頼まれても理解できない、効率が異常に悪い、優先順位がおかしい、不器用などから、学習障害・運動障害まで、多岐にわたります。
ですので、障害支援学級に在籍する子供たちだけの話ではありません。
学校や受験など、いわゆる「勉強」では問題ないけども、職場など現実的な場面での作業だと、能力の限界が露わになったりする大人にも該当するので、この作業能力の不適応は厄介な問題です。
本では「作業能力に関係した不適応」を4つのタイプに分類しています。
- 作業の意味の理解の問題による不適応
- 手順の学習と計画性の問題による不適応
- 身体的な不器用さの問題による不適応
- 個別の学業スキルの障害の問題による不適応
それぞれについて詳細を見ていきましょう。
目次
- 目次
- 作業の意味の理解の問題による不適応
- 手順の学習と計画性の問題による不適応
- 身体的な不器用さの問題による不適応
- 個別の学業スキルの障害の問題による不適応
- まとめ